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apt-x HDとLDAC ワイヤレスハイレゾの覇権をとるのはどっちだ

iphone7にてイヤホンジャックが廃止されたことにより、より一層Bluetoothによるワイヤレススピーカー、ヘッドホンの注目度が持っています。いままではワイヤレスというとやはり有線に比べて音質で劣るといわれていましたが、ここ最近はBluetoothでハイレゾクラスの音質を謳う規格が出てきています。今回はワイヤレスで高音質といわれるapt-x HDとLDACについて考察してみます。

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apt-x HD

前身規格apt-xのおさらい

apt-x HDの前に、前身規格であるapt-xのおさらいをしておきます。apt-xはスマートフォン向けSoCベンダとして知られているQualcommが提供しているBluetoothのコーデックです。このコーデックの最大の特徴は原音に対して4:1の固定比率で圧縮することです。CD音質であれば44.1kHz×16bit×2÷4=352Kbpsといままで音楽再生のデフォルトであったSBCと変わらないビットレートで高音質を再現できます。またQualcommがAndroid用のapt-xライブラリを提供しているため、Androidスマホに対応機器が多いです。

apt-xを拡張し、ハイレゾクラスにしたのがapt-x HD

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その名の通りapt-xの拡張版がapt-x HDです。具体的に書くと48kHz/16bitだったaptXを、48kHz/24bitに拡張したコーデックがapt-X HDです。ハイレゾの定義が44.1kHz/16bitをどちらかでも超えていればよいといわれているので、apt-x HDはハイレゾクラスの音質ということができると思います。(厳密にはapt-Xもサンプリング周波数は超えていますが、48kHzはあまりハイレゾクラスとは言わないですね。)

48kHz/24bitということは、サンプリング周波数はそのままですが、量子化ビット数を上げることで、一音一音単位の再現度を上げることを実現しているそうです。

LDAC

LDACはSonyが提唱するBluetoothのハイレゾクラスのコーデック

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LDACはSonyが提唱するBluetoothのハイレゾクラスのコーデックです。最大ビットレートは96kHz/24bitで990kbpsとなります。このコーデックの特徴は330kbps、660kbps、990kbpsという複数の伝送モードを備えており、環境に応じて選択できることです。

今のところ、対応機器はSony製品のみ

いつものSonyという感じですが、ATRACの時のように対応機器はいまのところSony製品のみです。Sonyはライセンスを他社に提供することもあり得るとのことですが、実際あり得るかは微妙ですね。もうLDAC登場してから1年くらいたちますし。

 

覇権を取るのはどちらか?

今後対応機器が増えそうなのはapt-x HD

スマホのSoCを作っているQualcommが主導していることもあり、apt-x HDはapt-xと同様にスマホに対応機器が増えていきそうな気がします。スマホが主な商品となると、どちらかというとライトな価格帯のヘッドホンが出てくるのではと予想します。また、apt-x HDはモードが一種類のため実装しやすく対応しやすいというメリットもあるようです。

音質重視、Sony好きだったらLDAC

LDACはapt-xよりビットレートが高い分、より高音質を期待できます。しかし現在対応機器がSonyだけに限られてしまうので、Sonyのヘッドホンの音色が気に入らない場合はそれだけで対象外になってしまいます(Sonyのヘッドホンはドンシャリといわれることが多い)。やはりCODECを他のメーカにもライセンスして、多種多様な製品を出してほしいです。

まとめ

今のところ有利なのはスマホで今後多くが対応するであろうapt-x HDでしょうか。やはりこの手の規格は対応製品が増えてなんぼの世界だと思います。SonyはATRACから何も学ばなかったのでしょうか^^;。

補足

Sonyの新しいワイヤレスヘッドホンであるMDR-1000Xが家庭量販店にあったので視聴してきました。

素晴らしい一言です!!!

管理人はMDR-1Aというヘッドホンを普段使用しているのですが、それに負けない音質がBluetoothが出てきてびっくりしました(ノイズキャンセリングの恩恵もあるのかもしれませんが)。上で散々LDACのダメ出しをしましたが、Sonyは普及を目指すよりも、Onlyワンの高品質製品を出すことを重視しているのかもしれませんね。

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